ダーツ投げ方のコツ(7)
『15』&『16』の狙い方
今回は『15』&『16』について
考えてみましょう!
下段側の一番横向きのナンバーになります。
前回でも考えたように
・指がバレルから離れる場所と
・目標(ターゲット位置)に角度をつけること。
これがとても有利となるので
重要。という内容は話した通りです。
ここ『15』&『16』の攻略で
1番優先して考える内容は
まずはいかに自然にシングルをキープさせるか?
(下段側・斜角なのでシングルキープも
考え方を理解すると安定させやすいからです!)
とりあえずはじめに重要なのは
具体的な考え方・投げ方の説明をすると
シングルキープを意識した場合での
トリプルを狙う際は絶対に弱く投げないこと!
(真下へのシングル受けが狭いから)
これが大切です。
さて、ここまでを前提条件として理解した後、
上級者向けの重要課題を考えていきます。
AAフライト・レーティング13くらいから
シングルキープを強く意識した場合
ほぼシングルは外さなくなると思うんですが、
それではスタッツ4以上・目標の5には
とても短期間では届きません。
ここからは対戦などで絶対に必要となる
どうしてもの1本が入れられる。
という技術を習得してからの課題と
考え方を解説していきます。
『15』&『16』は
ナンバー全体のカタチは横に広いですが
トリプルは縦長です。
繰り返し何度も確認しますが、
シングルキープがほぼ間違いない。
という実力になってからの
トリプル形状を有効に使う方法
これを考えていきます。
Check!
『中・上級者の重要課題です!』
1本目を投げるとき、
15・16を狙う際はトリプルのカタチに対して
縦ズレで閉じ込めるという考え方を意識して
スローイングに入るが
トリプルに入れる事が出来なそうな感覚があるとき
(これはトリプルに入れられない。と感じた場合)
トリプルをある程度は狙いながらも
着実にシングルに逃がして確実に入れる!
その身体に残った感覚を活かしながら
2・3本目でトリプルに寄せる。
指からダーツが離れる時までに
トリプルより外側に外れる。という予感がある時は
外側のシングルに大きめに
逃がしてしまってでも1本は入れにいく!
このCheck!の意味を理解して、
実践出来るテクニックがあるなら
レーティング10以上は間違いない頃でしょうか。
さらに、
『15』&『16』を狙った場合に
外れる高さの上限をトリプル上部位置に限定!
これは意外と簡単に出来るようになるので、
まず狙ったトリプルより上には外れないように
投げる事が出来ます。
なぜ?それが可能か?
そろそろダーツへの理解が進んで来た頃では
ないでしょうか?
(これは意識して練習すれば
そう難しくなく出来るようになります。
この辺のテクニックについては
これからの内容からも理解&習得が可能です。)
外れ位置の範囲(刺さる上限の限定)
がそれなりに出来ようになってきたら、
そのとき横幅も内側1、2ビットまでに限定します。
(これは技術がある上で少し工夫も必要となるので
後日の技術習得編で考え方を補足していきます!)
いくつかの実践例を挙げましたが
これらの感覚をある程度、理解・実践出来ていたら
AAフライト程度は
間違いなく投げられる実力にある。と思います。
現在の実力チェックも含めて
是非。実践に取り入れてみてください!
上達の過程を考えてみると
シングルキープのために
・外側のシングルに向ってならば、
難なく外せるので速く投げる
方が有利ですが、
これが出来るようになったら
・トリプルの高さを活かして、
速度を抑えてトリプルに寄せていく。
(重力由来の縦ズレを考慮して利用する)
さいごにイメージとして
・トリプルに閉じ込めるように投げる。
高さの余裕が1番あるのでトリプル命中率は
他の数字より効率的に上げていけます。
同時に覚えられる技術として
特に『ダブルアウト』に利用する
ことが多い数字だと思うのですが
この考え方を頭に入れておけば
感覚的にダブルの位置ってどこ?
という位置感覚も養われていきます。
この練習段階で
ダブルアウトの練習をする方は少ないと思うので
ダブルの位置。を覚えていく為にも
とても重要です!
全体を通して大切なのは
1本のダーツを投げることに
沢山の意味を持たせる練習・考え方をすることで
時間効率を大きく上げることが可能。
この感覚を大切にしていきましょう!
それでは
今回の最後に!飛躍的な上達への考え方として、
・弱く投げた時の利点
・強く投げた時の利点
こういった相反する要因を同時に利用出来る。
そんな投げ方を理解して実践する。
という良いところ取りとも言えるような考え方を
理解出来るように。
そういた考え方で練習に取り組むと
飛躍的な上達が期待出来るかと思います。
『均衡状態』を理解して利用する。
52/48は①を感じやすいが
72/28は①を感じにくいという事です。
投げる回数と時間はいくらでもあるわけじゃ
ないですから。
前回も最後に書いてますが
上達というのは
明確なイメージと現実を合わせていく作業です。
ちょっと駆け足ですが、
次回は最難題(すごく苦手)なプレイヤーが多い
『18』攻略から上達について考えてみましょう!