ダーツ投げ方のコツ(3)
ルーティンとフォーム
いざ!ターゲットに向かって構えるとき
構えるまでの行動はどうなっているでしょうか?
最近話題にもなった
ルーティンについて考えてみましょう。
routine
「ルーチン・ルーティーン」
【意味】
・決まりきった手続き仕事
・日課
この言葉。聞いたことありますね!
(ぜひ取り入れましょう!)
ダーツテクニックの向上にはもちろん時間がかかります!
でも!これはちょっと考えるだけ!
ルーティンは
最高のパフォーマンスを見せるために必要です。
(競技選手は意識して取り入れています)
さて、どう取り入れるのか?
例えば
自分の投げる順番が来そうだ。
↓ ソワソワ
構えに入る。
↓ よし頑張るぞ
投げる。
Check!
ここまでに自分の決めている動作・考え方など
何個ありましたか?
初めはなんとなくでも構わないので、
自分の行動のクセなどを理解しながら
自分の順番が来る前から考えて
足元から構えに入るまでの準備・順番を考えます。
ダーツプレイヤーの中には
稀に仕草や小さな癖まで
上手く上級者を真似るプレーヤーがいます。
こういう事が得意なプレイヤーを見ていると
爆発的にレーティングが上がる人に多い。です
だいたいは上手になりたいって
真似るところから始まることが多いんじゃないでしょうか。
しかし一つ一つの行動・動作から
なぜそれが実現出来ているのか?
という理解はないので
その後は残念ながら、
いわゆるスランプ状態に陥ってしまいます。
何故でしょうか?
上手になってくると自分の投げやすいように
それぞれの決められた動作の意味などを
わからないまま自分なりにアレンジしてしまいます。
それらは結果として
決められていたルーティンも大きく崩れてしまい
理由を見失うことの一因です。
ではどうするか?
日常生活の流れの中から、
無意識に行動を起こす時などを参考にして
考えてみましょう!
当たり前のことを無意識にしているとき
→靴を履いたり、鍵を閉めたり
(多少は同時に他の考え事も出来ますね!)
これは決まりきった一つの行動に捕われないで
他方にも集中出来るようになり
他の大事な事を同時に考えられるということです。
一つ一つの動作を事前に用意しておくと
(ルーティンを組んでおくと)
→シビアな場面・緊張感自信を失いかけた時。なども
一つ一つの動作確認のなかに
時間の余裕を生む事が出来るようになり
大丈夫。
今までやってきたじゃないか。大丈夫!など
瞬間的に動作の再確認が出来るようになったり、
段階的に落ち着きを取り戻しやすいなど。
有利に働くキッカケを多くする事が可能になり、
自分を有利な精神状態にしやすくもなります。
Check!
追い込まれた時に出来なくなりやすい理由。
1、いつもより動作に時間を掛けてしまう
2、イメージ出来ないことをしてしまう
(アレンジ・攻め方など)
3、決めていた事と違う事をしてしまう
4、何をするか決めきれない
5、1本目を外した後の事を考えていない
6、3本をどう使うか、構える前に決めていない
などなど
プレイを楽しむ余裕が用意出来ていない場合、
多くのときは残念ながら悪い結果を生みます。
たとえば、特に忘れがちになる
『6、3本をどう使うか、構える前に決めていない』
についてですが、
ダーツは3本1組で投げる競技です。
1.2本目の結果・感覚を最後の3本目まで絶対に活かすこと!
(はじめに決めておく!これもルーティンです)
プレイの途中で
1本目で思ったより上手く言ったのでここは変更しよう。
ではなく、
構える前から3本のパターンを認識して
一連の流れで3本をセットで投げるようにしておく。
もう少し話すとクリケットの場合は、
・1本目がトリプルだった場合
・1本目がシングルだった場合
・1本目が外れた場合
この1本目を投げて、
その結果がわかる前の段階で
・2本目、3本目での
狙い方・考え方は終えてある事が重要です。
何故かと言うと、
ただ投げる。入れる。ことにどれだけ集中出来るか?
この事を最大限に有効にする為です。
プレイは自分の順番が来る前から始まっています。
待っている間に出来る事をしましょう!
これもダーツ競技をもっと楽しむコツです!
さて、では具体的には
他にどんなことが出来るでしょうか?
・順番が来る直前に必ず狙う位置を確認する
・投げる手は下から真っ直ぐ上げる
・一度構えに入ったら狙った的から目を離さない
などなど
ダーツは相手がいるゲームなので
これらの動作を出来る限り早く!
素早く考えて一連の動作として覚え込むこと!
これが無意識のなかでの確認動作に繋がっていき
自分のプレイを有利に運ぶことが出来るようになります。
Point
・前足の位置を決めて一旦後ろ足に力をかけてから、左足に移動する。
ここが超重要ポイント!
射撃やアーチェリー・たとえば縁日の射的など
どうやって狙うでしょうか?
ほとんどの場合、
身体は半身になり
目標に対して右目と左目は等距離にないと思います。
銃身のながーい
ライフルのようなものを想像してみてください
目標を狙う・標的をロックするというのは
遠くからピントを合わせてそのままの直線で近づく!
ことがターゲットへの命中精度を向上させる
最適解の1つです。
例えが乱暴で申し訳ないのですが、
短い銃身と長い銃身の2つの銃。
どちらが命中精度が高いでしょうか?
いったん前足の位置を決めたら、
その後は前足を動かさなければいくら身体が動いても
スローラインを出てしまうことはないので
こういうところを利用して
最重要
1、前足の位置を決めてスローラインに置く
2、一旦後ろ足に体重移動
(当然前足位置はガッチリそのまま)
3、少しでも遠く離れたところから狙う場所を見て
4、目標をLock on!してから絶対に目を離さず
5、そのままターゲットに対して直線距離で近づく様に
6、前足に体重を移動していき構えに入る。
(この間に絶対目を離してはいけません!)
トッププレイヤーでは瞬きすらしない。
というプレイヤーが多数です!
短いモノより、
長いモノの方が直線の認識は正確に出来ます!。
この概念を取り入れることで
長い銃身での狙い方と同等の効果が
得られるはずです。
どんなことであっても上達の秘訣は
自分を理解して、自分を上手に使う事!です。
他にも
ルーティン化するべき行動・動作については
いくらでもあると思いますが
たとえば、
・ティップ、シャフトを締め直す
・呼吸を吸う・吐くタイミング
・グリップの握りを決めるまでの動作
・構えてから投げるまでのリズムの取り方
1・いち、に、さん
2・いーち、にぃ、さん、しー
3・いーち、にっ
4・ちゃー、しゅー、どん
5・とどけ、この、おもい
などなど、本当になんでも良いので。
リズムをつくりましょう!
テンポをとる仕事のプロは
0.25秒とかを正確に刻みつづけます。
練習によって能力が高まるとこのテンポの刻み方を
より正確に、より細かくする事が可能です。
これを投げる動作に置き換えると、
・狙いをつけて
・後ろにひいて
・投げる
自分のリズムを覚えて、
自信がないときなどには
ちょっとリズムの取り方を変えるとか
いろいろな修正方法もあります。
・リズムを正確にする。
・時間の目盛りを細かくする。
たとえば10の動作に対して
10だから10と行動するのではなくて
①+①+①+①+①+… 10とする事によって
その動作の精度は数倍に向上します。
(因数分解のような要因を細かく細かくする感じです)
実力のあるプレイヤーはこの動作確認の
目盛りが細かいといえるので
みんな平等にある同じ時間の中でも
1度にたくさんの確認作業・修正が可能
になるということです!
今のそのリズム!正確ですか?
・構えに時間を多く使う。気合を入れる時とか
・腕を後ろにゆっくり倒すとき。自信があるときとか
無意識の行動の中からでも
感じとれる内容などに
いろいろな特徴があります。
これを狙って覚える事はとても大切です!
ダーツ以外にも
関わってしまうとても大きなテーマなので
まとまりが難しいのですが
一言で
夢中で周りが見えないくらい集中して
成功するイメージが湧いてきて
ずっとふるえていた手がピタッ止まって。
信じて投げた結果は…
いままでに感じた事がはずです。
この自分を信じられる状態、
ルーティンを考えるなどの努力から狙ってつくれます。
最後の結果までにいくらでも時間はあります
時間をどう使うか?
すべての結果は自分がつくるものです。
すべての失敗も自分がつくるものです。
最高に楽しむために最高の準備をする。
練習ってそのための準備です。
AA上達(ダブルエーフライト)以上を目指して
ダーツを最高に楽しみましょう!
ではまた次回!