ダーツ投げ方のコツ(15)
最低限のアレンジ。
師範がいるような
道場なら教わるかもしれませんが、
そういう教わり方も少ないと思うので
過去の歴史から
アレンジについての考え方を勉強しましょう!
それぞれのプレイヤーレベルによって
理想的な『アレンジ』は変わりますが、
幾つかの簡単なキーワードから
シングル・チーム戦でのアレンジを考えてみます。
ソフトダーツでのアレンジは
原則『50』のbull!
その次は『32』が基本とされてますが…
①『2本目のbullは注意』
②『シングルへのアレンジ』
③『下段のトリプル数字へアレンジしない』
④『32』『36』『42』『48』『54』『60』
⑤『縦ライン・横ライン』
⑥『トップ』
まだまだ、ありますが
とりあえずこの辺は覚えておきましょう!
①『2本目のbullアレンジは危険』
・アレンジの基本が、
bull『50』その次『32』なのは何故?
インナーブル:21
アウターブル:137
トリプル:58
ダブル:102
シングル(内側):165
シングル(外側):290
合計:12,458ビット
残りダーツが3本ある場合。
バーストの可能性が無く
ビットが多いbullアレンジが基本になります。
(ダブルアウトルールに限らず)
トリプルのビット数はbullの約3分の1です!
ではなぜ?『2本目のbullは注意』
なのか。
考るてみると答えが解ります!
3本目の上がる可能性が消えてしまう場合がある。
『50』からbullを狙って
『1・3・4・6・7・9・13・15・19』
に外れた場合の数字は
それぞれ
『49・47・46・44・
43・41・37・35・31』
となり、
『20分の9』
『45%』は3本目の上がり目がありません。
さらに、残り数字に注文もつけられない。
これは知識として覚えておきましょう!
条件次第では
『50』にアレンジを取らない場合もあります。
②『シングルへのアレンジ』
③『下段のトリプル数字へアレンジしない』
チーム戦で上がり目のない3本目を投げる時、
次のプレイヤーが上級者へのアレンジで
『20』以下にするのは危険です。
次のラウンドは3本スタートなので
例えば『70』の時は『bull』を狙わず
基本の『50』へアレンジ
『50』以下の上がれない数字の場合は
その人に好みの数字を聞くか『32』に
アレンジしましょう!
『57』『51』のアレンジは基本ダメ!
ダーツをやり込んでいる人なら知っている。
『最下段のダブルは想像以上に上がれない』
ビット数は同じでも
『ダーツの投げる位置・軌道』などの理由から
世界チャンピオン級のプレイヤーでも
下段のダブルに
一投ではなかなか入れられません!
『57』『51』からシングルに外すと
次の2投目は下段のダブル。
さらに『38』『34』のダブルを
シングルに外すと『19』『17』となり
上がり目が無くなってしまいます。
枠の外からダブルを狙っていっても
次の順番のプレイヤーも同じところを
狙うことになり、不利です。
実戦では『6』『2』狙いで1本を犠牲にして
『32』へ再アレンジ!
という状況も少なくありません。
『2本目のbull』『57・51』狙いは
その後がない!と思って投げると
集中力を上げて入れられるかもしれません!
④『32』『36』『42』『48』『54』『60』
有利な数字の定義は、
・隣がバーストじゃない
・外した後の都合が良い
・ダーツという競技の性質上で有利
こんな感じですが
『32』だけは隣のトリプルが『16』!
ダーツのナンバーで唯一、
偶数かつ倍数の『16』『8』が並ぶ場所です。
初級者にとって
・キャッチで上がれる可能性も高く
また、どんなプレイヤーにとっても
・近いところに向かって投げ続けられる
という圧倒的有利なアレンジ場所です。
とりあえず『32』アレンジ!は
覚えておきましょう!
⑤『縦ライン・横ライン』
クリケットナンバーは丸くないので
入れやすい・入れにくい数字があります。
(下段のダブルがなぜ難しいか?)
ダーツをボードに届かせる速度・軌道の都合で
他の数字より命中判定が小さい。
ダーツは縦ズレ!とよく言うように
6ダブルの『12』とか真横のナンバーは有利。
『38』『34』など下段ナンバーは不利です。
⑥『トップ』とは
『トップ』=『40』
最上部の数字『20ダブル』のことです。
数字としては最上部で狙いやすいですが
かなりの腕前(SA)くらいにはならないと
『32』より上がりづらいと思います。
ハードダーツのトッププレイヤーが
ダブルインで『40』を狙う。
(ダブルイン40だと501のナインダーツが可能!)
(もう一つのナインダーツ可能な『34』は狙わない)
ので、
『40』は世界チャンピオンを狙えるような
超上級者が特に練習している数字。
ちなみに…
筆者の基本アレンジは『32』
『40』にはアレンジしません。
(そこまで上手ではない)
なのでトップ『40』へのアレンジは
『凄い!』か『勘違い』となり
とても危険なアレンジです。
(いろいろな意味で)
勉強していくと
そういう所の楽しみもダーツの一つ!
積極的に覚えていきましょう!