これからの時代!
権利を守るためにも知っておいた方が良い
。肌で感じる最近の流通業界裏事情。その②
前回のお話し
配送中の事故で破損した
代替品のない物品に対しての保証対応。
『ある程度の金銭&破損したスタンド』
破損品の残存評価額は50%程度でいかがだろうか?
と伝えたところ
『大丈夫だと思います。後日ご連絡します。』
という遣り取りからの続きです!
それから数日。
『取得価格の20%と破損品の引き渡し』
でよろしいでしょうか?
という返答が…
『スタンドというのは一対なので
片側の破損でも総額に加味されるもの』
もう一度ご検討いただけますか?
と返答してからまた数日。
『取得価格の30%と破損品及び送料の返還』
でいかがでしょうか?
という返答が…
ここで言いました。
『支店長のあなたに決裁権があるのであれば、
スピーディーな判断が可能な筈ですが』
決裁権を持つ方に繋いでください
出来ないのであれば別口から掛け合います。
担保されている金額もそれなりで
事故から数ヶ月が経過していますが、
その辺のことも
お考えになられているのでしょうか?
結果として
『取得価格の85%・破損物の引き取り・送料返還』
こちらから書式を指示した上でサインしました。
その後、菓子折りを…
とご連絡をいただいたのですが
『結果として、現状で納得の出来る
サインとなったのでこちらからお礼をしたい。』
という旨をお伝えして
遠慮させていただきました。
本音を言えば、
代替品の無いものなので
取得時より状態の良いものを
世界中から探してきて下さい。
と言いたかったのですが、
この辺が落としどころかな?と納得しました。
こちらが被害者なのですが、
権利の確保は自分でしなければいけない。
という一例です
次に起こった事故は
・クール便・指定到着日時の改ざん
当方が発送側での出来事。
いつもはHPからweb集荷依頼を利用するので
手書き伝票は使わないのですが
この時はスマートフォンから依頼したので
(この会社はスマホでのオンライン伝票入力に非対応)
事前に伝票を用意して
引き取りに来ていただきました。
日付・時間指定・クール便の有無
ここに文字を書き込んだのは自分で
宛名は別人が記入。
出荷前の商品引き取り時に
現場に立ち会ったので少し配達員に質問を
『いつもは違う配送員さんみたいだけど
この時間(21時)集荷で明日着は大丈夫?
出来ないと思うんだけど…』
配達員『大丈夫です。』
数日後に受取人の先方から
『クール便と言ったのに通常便』
『指定日に届かず営業所へ取りに行った』
事後説明も無いし、返品します。
と当方へ連絡が…
伝票の画像を送っていただくと
クール便・冷蔵と書いてある箇所に
○を記入しているのに
その上から×が上書きされているという…
その後、配送業者の営業所へ連絡
伝票の改ざんにより
商品価値が下がったので対応を求めます。
と伝えたところ
今回は電話一本で解決しました。
立て続けにご迷惑をお掛けしているので
特例として。と一言いただきましたが…
立て続けでは無い方への対応は
どうするんでしょうか?
ここで言う『ルール』
会社での内規・法規というのは
消費者・被害者の権利を平等に守る為にある。
違うのでしょうか?
・権利は自分で守らなければならない
・申告しなければならない
配送業界では
当たり前なのかもしれません。
他の日常生活でも
似た出来事が多数あるかと思いますが
・知らないよりも知っている
・勉強しないよりもしている
これからの時代、
今まで以上に歴史から学んでいることが
大切になることは否めません。
配送営業所の仕分けは
配達員以上に人が足らず
希望者をすべて採用という現状もあるそうで、
その取り扱い方から
破損事故が多発しているそうです。
先進国での個人間ワイン配送には
専用の分厚い発泡スチロールのケースが
頻繁に使われています。
数年前までは
ここまで厳重である必要は無い。
と心から思っていましたが、
環境に問い掛ける前に
やる事があることに気付かされます。