【クリケットゲーム(Cricket)】
ソフトダーツ競技限定ゲームとして
良く選ばれているゲームが
ダーツで陣地を取り合うと言われる
【クリケットゲーム(Cricket)】です。
このクリケットには
様々なバリエーションが存在しますが
ここでは競技種目となっている
スタンダードクリケットを
解説していきます。
スタンダードクリケットでの、
得点に関わるナンバーは
【20/19/18/17/16/15/bull】となり
それ以外のナンバーは
ゲーム進行に関係しません。
(他ナンバーに刺さった場合は無得点です)
プレイヤーはターゲットとなる
【20/19/18/17/16/15/bull】
それぞれの的に3本のダーツ
(ダブルは2本・トリプルは3本に換算)
が入った時点でそのターゲットエリアを
自分の陣地とすることが出来ます。
(先に陣地を取る=オープンと言います)
自分の陣地(オープン)とした
ターゲットエリアに
更にダーツを入れることで
そのターゲットナンバーに応じた
得点が加点されていきます。
(加点していくことをプッシュといいます)
ゲームに参加しているプレイヤーが
同じターゲットナンバーを陣地とした場合
そのナンバーは無効となり、
その後はターゲットナンバー以外の
ナンバーと同じ扱いとなります。
(この状態のナンバーはクローズといいます)
一般的なルールとして
2人対戦時において
200点以上も点差が付いている状態から
加点することは出来ません。
(この状態をオーバーキルといいます)
クリケットゲームの勝敗は
全てのターゲットナンバーを
オープン・もしくはクローズ状態にして
最も高い得点の場合
(同点の場合も勝利となります)
そのプレイヤーが勝利となります。
ラウンド制限もあるため
(大抵の場合は15もしくは20ラウンド)
上記の勝利条件を満たせなかった場合
最終ラウンドを終えた段階で
オープン・クローズの本数に関わりなく
最も得点が高いプレイヤーが
勝利プレイヤーとなります。
(同点の場合は先攻・後攻に関わりなく
ドローゲームとなります。)
(これが複数セットゲームでの
最終ゲームだった場合、
センターコークで勝敗を決めます。)
加点していくゲーム性なので
ラウンド数が伸びる・伸ばせることが
可能となり、
01(ゼロワンゲーム)よりも
展開によっては
ゲーム開始から早期の段階で
後攻側から勝利への
チャンスも大きく広げられるため
レーティング差の大きい
ハンデキャップマッチの上級者や
プロツアー(Fat Bullルール)での
チョイス後攻となったプレイヤーの
ほとんどがクリケットを選択します。
【カット・スロート(3人以上)】
カット・スロートは、
3人以上で行われるクリケットゲームです。
基本的ルールは
スタンダート・クリケットと同じですが。
カット・スロートでは
プッシュした場合において
ターゲットナンバーをクローズしていない
プレーヤー全員が加点となります。
このため
カット・スロートでは
得点の最も低いプレーヤーが
勝利となります。