【01ゲーム(ゼロワン)】
501・701・901など、
末尾(1)の持ち点から始まるゲームです。
自分の持ち点を減らしていき、
最も早く持ち点を0点にしたプレイヤーが
勝利者となります。
特に【501】ゲームは
ハードダーツの公式大会において
ほとんどのトーナメントで採用されており
最も一般的かつ重要なゲームとなります。
ソフトダーツ業界では
エレクトリックダーツが登場した当初は
【501】ゲームが主流でしたが
ソフトダーツボードでは
的の大きさがハードダーツよりも
大きく設定されているため
競技レベルの向上に伴って
現在では【701】ゲームを
採用していることがほとんどです。
対戦での01ゲームでは
まず、投げる順番を決めるために
お互いダーツを1本ずつ投げ
(センターコーク)
刺さった位置がセンターに
より近いプレイヤーが先攻となります。
持ち点を0点以上に減らしすぎて
マイナスとなった場合は
Burst(バースト)といい、
そのラウンドでの獲得点は無効となり
ラウンドスタート時点での
持ち点に戻りラウンドを終えることになります。
1スローの中で
1本もしくは2本のダーツを残していても
Burst(バースト)の場合は
その時点で次プレイヤーと交代します。
他にも、
Double In (ダブルイン)
Double Out(ダブルアウト)という
ルールが設定される場合があります。
Double In(ダブルイン)とは
01ゲームをスタートするため、
最初の一本目は必ず外枠のダブルリング内に
刺さなければいけないルール。
上手くいけば1ラウンド目の
1本目だけで済むが
ダブルリングに刺すことが出来るまで
ゲームスタートとならず
得点がカウントされないルールである。
(ダブルイン出来ない間はずっと0点となる)
Double Out(ダブルアウト)とは
最後の一投、
持ち点を0点にする一投のダーツは
【ダブルリング】に刺さなければ
ゲーム終了と出来ないルール。
特別な終了方法として
ソフトダーツでは
【Fat Bullアウト】が認められている
場合が多い。
ハードダーツでは
ほとんどがセパレートブル・ルールなので
黒(ダブルブル)=50点
赤(シングルブル)=25点となり、
ハードダーツでの
Bull・ダブルアウト狙いは
ダーツボードの最中心部である黒い部分
でしか上がることが出来ない。
Double Outルールの
特性上、残り持ち点が1点になった場合も
Double Outの可能性がなくなるため
Burst(バースト)となる。
Double In・Double Outルール
を同時に採用している
トーナメントはほとんど無い現状ですが
世界最高峰の大会として
ワールド・グランプリ(PDC)
トーナメントでは特に
最注目要素となる、
9ダーツ(nine darts)フィニッシュ
(3ラウンド・9本のダーツで
501ゲームをフィニッシュすること)
達成への注目があります。
通常はDouble Outルールのみ採用なので
180×2ラウンド=360
501−360=141
141を残り3本でフィニッシュ。
Double In・Double Outルールの場合
40+60×5=340
501−340=161
どうやって9本を投げても
フィニッシュするために必ず1度は
狙ってインナーブル(ダブルブル)に
入れなければならない。
インナーブルは
外枠数字のダブルと比較して
数分の一程度の広さしか無いため、
最後の9投目に投げることが多く。
フィニッシュ=インナーブル狙いとなり
ギャラリー最注目の1投となる。
TV放送中での達成者は
2015年時点でたった一人のみ
というハードダーツの大会で
最も難易度の高い9ダーツとなる。
【Master Out(マスターアウト)】
ハードダーツ競技においては
ほとんど採用されることがありませんが
ソフトダーツ競技において
最も多くの場面で採用されているのが
【Master Out(マスターアウト)】
ルールです。
(初級者の場合、難易度の高さから
【Open Out(オープンアウト)】ルールを
採用する場合が多いかと思います。
【Open Out】とは
どのような得点の入れ方で
持ち点を0点にした場合でも
勝利となるルールですが、
必ず【バーストルール】は併用されます。)
Master Out(マスターアウト)ルールは
持ち点を0点にする場合、
最終投は『シングル以外』とするルールです。
プロトーナメントの701ゲーム(Fat Bull)
において採用されているルールで
ダーツ店に通うプレイヤー間では
最も一般的なルールとなります。
Master Outルール採用の場合、
(Fat Bull)ルールを
併用することがほとんどなので
最終投を残り50に合わせて(アレンジ)
Bull Outでのフィニッシュを狙う
といった戦略が一般的です。
どちらかのプレイヤーが
フィニッシュした時点で決着。
ゲーム終了となるので
先攻プレイヤーが有利です。
特にプロツアーなど
高いレーティングを持った
プレイヤー同士の対戦では、
短いラウンドでの決着となりがちなので
先攻側の勝率は75%を
超えるほどになります。