2016年末にMcintosh製品が大幅値下げ!MA5200を購入するも故障。
・・というわけなんですが。
購入にあたって衝撃が多かったので
少し書き残しておきたいと思います。
①・Mcintosh製品が驚愕の値下げ!
②・MA5200の音質について
③・初期不良の恐ろしさと対策について
①・Mcintosh製品が驚愕の値下げ!
先日まで知らなかったのですが・・。
2016年11月1日より、Mcintosh製品が大幅値下げ!
なんと、衝撃の値下げ!
特にエントリーモデルMA5200の値下げ幅には
驚きですね。
MA5200のヤフーショッピング最安値は
367,200円
知人が働いている秋葉原の有名オーディオ店に
参考見積もりを出していただいたのですが
367,200円ということで同じ金額でした。
MA5200に関しては原価が高すぎて
この価格以上は下げられない商品のようです。
(通常クレジットカード払いの場合
販売店には3%程度の手数料が掛かることもあり
現金払いだと多少は安くしていただけます。)
インターネットショッピングでの
ポイントに関しては
楽天での購入は販売店が少ない上に
ポイントの付与が1倍という店舗のみ
(楽天は出店に関わる手数料が高いこともあり、
こういった類の商品はamazonや
ヤフーショッピングの方が確実に安くなります。)
amazonへのMA5200出品店舗は無し
ヤフーショッピングには
同価格での販売店が4店舗ほどです。
ならばと、直販サイトの店舗を探してみるも
在庫を持っている販売店が全くなく
現金支払いでの割引も期待できません。
他のショッピングモールにも商品がありません。
今回の値下げといい、優れたスペックといい
MA5200は今までのMcintosh製品において
ちょっと異質と言えるモデルです。
こうなってくるとMA5200はどんな音なのか?
気になりますよね?
これまで15年ほど
Mcintosh製品を使い続けてきたのですが
数ヶ月間ちょっと浮気をしていました。
なぜかって?
Mcintoshのアンプを
設置したことがある方ならばこそわかる
あるあるというやつで・・・
信じられないほど重いんですよね
Mcintoshのアンプって
50kgとかあるわけで。
Mcintosh社は1999年を最後に
クラリオンに吸収合併された過去を持ち
現在ではとある投資会社が支配株主です。
よく言われていることで
Mcintoshは2000年以前のものが
Mcintoshの音であり、
オールドマッキンこそが
真のマッキントーンと言われています。
オールドマッキンは
雄大な入力とそれなりの音量があってこそ。
現在の僕の音楽を楽しむ環境
デスクトップには向いていません。
ところが現行機種の
MA5200!この価格なら新品で買いでしょう!
(中古市場の中古品の方が高いくらいです。)
Mcintosh製品の中では
非常にコンパクトなモデルで
元箱を入れても重量が25kgくらいですし(笑)
Mcintosh製品というのは
本当に価値の下がらない製品なんですよね。
例えば、
10年前に個人売買で購入したアンプを
個人売買で今売ると・・・
当たり前のように購入価格よりも
高くなっていたりします。
特に中古品相場に限っては
時計のロレックスよりも底値が固い感覚です。
②・MA5200の音質について
確実にマッキントーンです。
とってもいいです。
現行機種になるほどモダンな音
とかよく言われているけど・・・
極小音量、緻密な入力でも
ちゃんとマッキントーンに変えてくれますね。
僕が長年感じているマッキントーンとは・・・
よく言えばゆらめきがある音
悪く言えば歪ませた音
地上デジタル放送ではなく
今でも最高画質を目指すアナログ放送のような音
大きな排気量のエンジンを積んで
優雅に走る車のような音
緻密で可憐な水彩画ではなく
輪郭が浮かび上がるような油絵のような音
(みんな同じ内容のことを言いますが、
本当にその通りなんですよね。)
現行機種でも、オールドでも
マッキンはマッキン。
音の傾向は変わらないですね
試しにDACを国産の優秀で安価な現行機
(onkyo-DAC1000)に
繋いでみたのですが
めちゃくちゃ綺麗でモダンな音になります。
分離も解像度も段違い。
内臓されているDACより測定値に関して言えば
高性能と言えるのではないでしょうか?
(配線はバランスの純銀線とベルデンで試聴)
素晴らしい音質です。
・・・。
そう、これじゃないんですよね。
こういった雰囲気の音を聞きたいなら
初めからマッキンは買わないんです。
USB入力で
内臓のDACを使うと良くも悪くも
セパレートのセミオールドっぽい
マッキントーンに近づきます。
急かされず、優雅で落ち着いたトーン
ああ、これだずっと聞いてきた音
ピラミッド型のこの音。
(オーバーホールした
1990年台のアンプの音に近いかな・・・)
プリメインは20年近く前の
MA6200以来の購入。
最近はずっとセパレートだったけど
MA5200に外部DACを使うと
MCシリーズのパワーアンプに
直挿ししたみたいなカラッとした音ですね。
プリアンプ無しで
MCシリーズのパワーアンプ直挿しでの
オーバーホール前後の音の違いなど
過去に試したのですが
McintoshのMCシリーズのパワーアンプって
意外と素直な音だと感じます。
MA6100・6200
MA6800・6900とかの
音を聞いたことがある人は
ちょっとがっかりするのではないでしょうか?
マッキンはプリ部分が音を作る!
とか様々なところに書いてあるのを
よく読んでいたけど・・・
そんな感覚が近いです。
MA5200は内臓DACを使うことで
ああこれだ。といった感じのマッキントーンになります。
ここでの処理がマッキンらしいのかな?
(重ね重ねですが、良くも悪くもです。)
初めて出力トランスが無いモデルを
使ってみましたが
全然ひどい音では無いです。
マスタングとインパラの違いみたいな感じなのかな
どちらにも、どちらの良さがあります。
Mcintoshという
ブランドイメージにあるような
マッキントーンが欲しくて
MA5200の購入を悩まれている方は
USB入力での内臓DAC使用をお勧めします。
(お財布にも優しい!)
印象としては
外部DACを考えているなら迷わずセパレート
USB入力での利用を考えるなら
MAシリーズといった感じでしょうか。
③・初期不良の恐ろしさと対策について
電化製品の中古品について
故障時の補償についてなどの
懸念事項がありますが・・・。
オーディオ製品については故障してナンボ!
(特にMcintosh!)
自分である程度は管理するもの!
といった感覚があります。
故障原因の主たるものとしては
クラックであったり
ショートによる断線などなど
まあ、
いろいろなものが考えられるのですが
オーディオ機器というのは
古い車のようなもので
故障原因といえば
いわゆるアナログな理由がほとんど
例えば、
掃除機やドライヤーを使っていたら
電源が入りづらくなって
電源ケーブルをグリグリした経験とか
無いでしょうか?
絶妙な角度で使用可能になるという感じ・・・
(危ないので絶対にやってはダメ!)
こういった場合、
とても簡単なことで断線箇所を切って
再配線すれば良いだけです。
自分も何度か筐体を開けて
ハンダの付け直しをしたことがあります。
(一般的にはこれが出来ないから
修理屋さんがいるのですが)
ケーブルをグリグリする方が
信じられないほど危険な行為です。
(感電の恐れがあるんですから。汗)
Mcintosh製品に関しては
中古でOK!と考えていたんですが、
現行機は
新品購入が絶対にお勧めです。
なぜかというと・・・
僕の購入したMA5200ですが
初日で故障しました。(困惑)
故障した箇所はというと・・・
液晶ディスプレイが突然消灯しました。
突然の消灯に絶句しましたが
まあ、この程度のことなら
リセットすれば大丈夫だろうと・・・
あれ?つかない。
アンプ内部から
バンド切り替えの音が聞こえるので
スイッチを動かして
出力をしてみると音は出ます。
どうやら、
液晶ディスプレイだけが消灯したようです。
(消灯のタイミングは
DACのサンプリング切り替え時でした。)
なんと、液晶消灯エラー時の
外側からの復旧はできません。
これ、
中古購入だったら寂しすぎますよね・・・。
修理経験者の方はご存知かと思いますが
Mcintosh製品の修理費用は高額です。
そして修理にかかる期間が長い・・
(今回は代理店のエレクトリに連絡したら
即日同じアンプを一台送ってくれました。)
ありがとうございます。
しかし、返送のために
梱包するのも大変なんですが・・・。
(これがオートフォーマー搭載の
MA8000やMA7900、MA6700だったらと考えると
背筋が凍りつきます。)
それぞれ約35kg〜50kgの重量ですから。
MA5200は新品購入がお勧めです。
(価格変更があっても仕様変更はないので)
中古のMA5200は
中古市場に全く無い上にあっても
個人売買で33万円前後
新品は3年保証で約36万円です。
(2017年3月現在)
DAC内臓など電子制御が増えた
マッキントッシュの中古品は
まだ前例が少ないので
ちょっとリスクが高いかもしれませんね。