TRENTE(トラント)

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最近のキュレーションサイトは何が問題なのか。薬機法(旧薬事法)違反について考えてみる。

今回はなんとなく、

キュレーションサイトのお話し。

キュレーションサイト?

WEB制作業界では数年前から大人気の
キュレーションサイト
投資も高額にならず費用対効果は抜群。
現在でも大小さまざま…
本当に沢山のサイトが作られています。

キュレーションサイトの意味を
ざっくり説明すると…
情報まとめサイトが進化した

情報とりまとめサイト。

これらサイト群のことを指します。

現在ではどんなジャンルでも
まとめサイトが検索上位を占めているので
目にすることも多くなりました。
先日の[WELQ]問題で一躍有名になりましたね。

これらに共通して言えることは、
ほとんどが何かしらの引用なので比喩表現が非常に多い。

  • 〜と思います。
  • 〜と言われています。
  • 〜ようです。
  • 〜そうです。

といった感じで文章が綴じられています。

…。

そうそう、それ本当ですか?
といった声が聞こえてきそうな…

2年前にMERY買収からスタートした
ディー・エヌ・エーのキュレーションサイト群は
わずか1年でそれぞれのジャンルで上位を独占。

[WELQ]問題はそのサイト内での内容を指摘され、
結果としてサイトと共に全文章を削除。
WEB業界初の前例をつくることになりました。
[具体的には薬機法違反が大きかったと感じます。]
当時のMERY買収額は約50億円。

買収当時はかなりの金額でしたが
即座に十分な採算事業となっているどころか、
ディー・エヌ・エーほどの規模を持つ企業の
現在の柱となるような事業です。
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主要なサイト3つの検索ボリュームがこれ。
(専門的な調査ソフトによる調査結果画面です。)
これってどれだけ凄いことなのか?
[MERY]と[WELQ]の順位関係から
お解りになるかと思います。

ぼくは大阪在住時代にアロマスクールや、
アロマエステサロン、アロマオイル等関連商品の
販売サイトを運営していましたが
薬事法については売れる、売れないの前に
本当に事細かなチェック作業をしていました。

アロマオイルは日本では医療品・化粧品ではなく
雑貨扱いです。
アロマテラピーも医療行為ではないので、
効く、治るなどの言葉の表示、発言は厳禁です。
さらに、効能・効果を匂わせたりとするような
行為もおこなってはいけません。

そこで形容的な表現となる、

癒やし。

といったような言葉が踊るわけです。
(無料使用OKな画像素材の中に
ダーツライブクイーンの[茜さや]さんがいました!)

街のマッサージ店なども同様で
国家資格である柔道整復師他の資格を有しない者が
効能・効果を謳うことは禁止されています。
ぼくは決してアロマ事業を
成したわけではありませんが、
スクール教材からWEBサイトの文言まで
細心の注意を払って発表していました。

そう、
一般的にデリケートな事業に携わるものは
発表前の段階から最大限の注意を払う。
ということが、
当然のモラルでなければならない。
刑法で禁止されている以上、本当に基本的なことです。
最大で5年以下の懲役、
若しくは500万円以下の罰金

薬機法違反は重罪です。

これら一連の流れを
記事の外注を多用したので管理が…とか。
(巧妙に組まれた責任の所在を曖昧にする
スキームが実行されていたわけです。)
今回の[WELQ]問題は特にそういったところが
大きな脱法行為として表面化しました。
今回は全サイトの閉鎖、事業見直しということで
一段落か?といった気配をみせています。
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(ディー・エヌ・エーは企業として
大きな制裁を受けることを決断しましたが、
このような初歩的な管理・監督責任について
個人株主の方々は果たして納得出来るでしょうか?)

文章の引用があまりにも多いため
[パキュレーションサイト]と
一部の方から呼ばれていた[WELQ]でしたが、
さらに突っ込みどころを挙げると
本来の[キュレーションサイト]というのは
[キュレーター]と呼ばれる方々の
自由投稿をもって制作が重ねられていくサイトです。
(ここも詳細な指示を元にした外注が
ほとんどとされているわけですが。)

[WELQ]で特定ジャンルを調べてみると、
運営側にとって都合が良すぎるくらいに
沢山のキュレーター名義で
様々な要素が万遍無く散らばっています…。
これ、
専門業者が検索順位を上げるために
施している対策サイトより良く出来ています。
というか、日本一の理解度と実行力です。
そこにほどんど無駄もありません。
多少ある無駄な要素も、
テスト目的も含めて狙って用意している
ようにしか映らないのですが…。

さらには、
SEOに有利とされる圧倒的な文字数は
どうしても文脈が消えてしまう
AIによるリライトツールが使われていることが
一部明らかにされています。
([リライトツール]を知らない方は検索してみると
以外なものが見れると思います。)

この辺を外注ではなく、
一般投稿という形式を取って責任転嫁するという…。
うん、

さすが。

と言いたくなるほど周到。
上場要件って、
優秀な収益があれば寛容かという現実。
ユーザーの為を考えて
日々の内容が更新されているのではなく、
純粋に収益を最大化させるためだけの
巨大なアフィリエイトサイトと言ってしまえます。

さらには…
[ASP]
(アプリケーションサービスプロバイダ)
という言葉を知らない方もいると思うのですが、
簡単に言うと、

WEB専門の広告代理店。

このWEB広告の仕組みを
知っている人だからこそわかる
表向きにはわからない
一般ユーザーの方には見えないはずの
広告出稿を強化している企業への紹介文。

そのポイントにビタッと焦点をあわせての狙い撃ち
記事投入数がまさに圧倒的。
反対に広告収入が期待出来ない場所は手薄…
まるで、釣りゲームで
もの凄い広さの漁場にピンポイントで
まんべん無く撒き餌を撒くかのような
対策とキーワードの入れ方…。
全部を網ですくい上げるようなクロージング。
すごいなこれ…完全に理解してますね。

この言葉が適切かわからないけど、

えげつない。

僅かな隙間すら許さないような。
これでキュレーション事業の監督を怠ったとは…
運営母体側から
どれだけ細かい指示を出されていたのか?
言い逃れのスキもまた無いと思うのですが。
唯一健全なのは、
別に騙したつもりはない。ということくらいでしょうか

そして、最後に今回の問題となった
専門知識と責任が必要となる[医学・薬学]へ
投稿者が自社管理ではないので
薬機法違反にはならないという…
ある意味では、
利益追求のためにそこまでやるのかという
ここまで収益化を追求しても

ぬるい。

そんな言葉が飛び交っていそうな…

前年からの既存事業での業績低迷によって
[利益還元]という意味で
上場企業という責任の一端を違った形で
見せ付けられたような感じです。
(その割に、
サッとキュレーションサイトを引いたのは
何故か?と考えてしまいますよね。)

その一方で、
著作権問題については何事もなかったかのような
沈静化を見せています。
なにしろインターネット検索を始め、
情報通信を成り立たせている
事業が少なからず抱えている問題なので…
今後どうなるのかは職種や世代を問わず
注目していかなければいけませんね。

現状ではインターネット検索の無い未来を
予測出来ていないわけですから。

自分の身は自分で守り、

自分の知識は自分で守る。

そういった時代に入ったんだなあと実感します。

ささやかなダーツ情報サイト。
このサイトはじめた理由がそうだったんですが、
信頼できる情報はどこにあるのか?
これからの重要なテーマですね。

最近他の制作に没頭している毎日で、
このサイトもまったく更新できていません。
そんなこんなですが…
今後ともよろしくお願いします。