ダーツ投げ方のコツ(27)
難しい回転の掛け方・応用の利点①
なぜ?
回転を掛ける事が出来ると有利か?
回転の掛け方から
より複雑なダーツのコントロール方法と
精度を上げる方法を考えます。
応用技術を習得するまでには
少し難しい練習も必要となりますが、
ダーツに回転を掛けて投げるプレイヤーには
必須の技術を考えていきます。
Point!
ダーツの重心が進む方向に向かって
2つの力が、
限りなく進行方向に沿った
点・ライン上に集約するように回す。
(回転が掛かり始める段階)
(リリースへ向う途中)
(リリースへ)
ダーツを引いてから
投げるまでの一例ですが
重要!
横に回そうという力を
意識するのは投げ初める瞬間だけ。
回転軸方向へ掛ける力は
緩やかに進行方向へと性質を変えていき
(極端に変化させると利点が生かせない)
最終的に、
回転軸方向に掛かる力を
進行方向に集約する。
と、書いてみると難しいのですが。
これは
ある考え方・方法を取り入れることで
解決させることができます。
次の画像を見てみましょう。
(赤)親指に沿ってバレルが転がる方向
(黄)親指が倒れる・力の逃げていく方向
(白)イメージしている進行方向
これらを
ダーツが指を離れ出すところから
離れ終わる瞬間へと
細分化して移行していきます。
(赤)親指に沿ってバレルが転がる方向
【転がり出す瞬間(紫点)から
(赤)方向に関わる力を
意識してなるべく無駄なく
水色のラインに乗せるように緩やかに
前方に変換していく。
さらに、イメージラインの(白)に
併せて確認していくように
(白・水)の併線として(紫線)に
力を集約させていく。】
(黄)親指が倒れる・力の逃げていく方向
【バレルが指上を外側に転がり出すのに合わせて
(黄)方向に関わる力を(赤)と同じように
集約させていき(紫)を求める。】
(白)イメージしている進行方向
となっていく、出来ることが解ります。
『赤・黄・白』を意識して、
『水』のイメージラインに力を乗せていき
『紫』ラインの精度を求めて投げる。
重要!
良い結果を求める優先順位として
特に、意識するのは親指の倒れる方向。
言い換えると、
親指が(黄線)のように動いていき
(紫点)から離れ始める瞬間には
(紫線)の方向に力を集約していくために
(水線)のような緩やかなラインで
(白線)のイメージに並行する。
より精度を出すために、
『赤・黄・水』色の曲線を
スタート地点(始点)から
いかに無駄なく、素早く、ゆとりを持って
緩やかな曲線にして
白線のイメージに併せて
水線のような過程を経て
紫線として投げる。
(白・水の並行を求めるときに
定点にしてはいけない。
前に進んでいく点として
(線)をイメージする。)
言葉にすると難しい内容ですが、
無駄なくダーツに力を乗せることが
上手に出来ない場合でも
要因を細分化して出来るまで考えれば
難しい内容ですが必ず出来ます。
そこで、今回のテーマ
難しい回転の掛け方・応用の利点。
これらの利点、恩恵を得るために
疑似体験する方法があります。
誰が言い出したのか
わからないですが
ダーツ業界にずっと伝わる一言。
今回のまとめとしては
その言葉を覚え、
考えてみましょう。
常に重さを感じて投げてみましょう。
そこには
あらゆる技術・考え方が詰まっています。
細部まで重さを感じながら
投げる事ができれば
これらの難しい技術も実現可能です。
次回は
(28)難しい回転の掛け方・応用の利点②
(29)バレルを動かさない意味
といった内容からより効率が良く
より高い精度を求めた
高度な投げ方を解説していきます。