ダーツ投げ方のコツ(20)
回転で覚える指先の器用さ、考え方
様々なテクニックを使っていく上で
どうしても必要となる
『器用さ』について少し考えてみます。
では、
『不器用』だと上手になれないのか?
全くそういうわけではなく
自分では『不器用』と思う場合は
それに合わせて『器用さ』を使うこと
『不器用さ』を使うこと
このバランスを考えることが大切。
ということです
Point!
力の加減において、
(50/50)という加減を理解することは出来ません。
(100/0)は確実に理解できます。
(95/05)(90/10)も(50/50)よりは
確度が上がると思いますが
より精度を出す方法はないだろうか?
ここではこういう方法を採ります。
(100)(-30)(-30)
片方の数字を確実に固定した上で
もう片方から減算していきます。
双方の数字を変動させてはいけません。
確度を考えた時に
片方が確実ということはベースが上がるので
仮に可変値が同じだとしても
自身の理解度も含めて大きく変わるはずです。
①(50/50)
②(100)(−50)
①と②は同じ結果ですが
①は『双方に加減の可能性がある』
②は『片方からのアプローチしかない』
これを理解して
パワーバランスを考えます。
『イメージ』だけでも
どちらが精度が高いでしょうか?
先に話した通りですが(50/50)は
とても難しいバランスです。
ダーツを投げる上で
(50/50)のパワーバランスは
利用しないことがほとんどになると思います。
③(95/05)(90/10)
④(100)(-5)(-10)
このくらいの加減を使うことが多いと思うので
例えば、
(100)(-10)くらいの力から
徐々に(-5)(-1)と段階的に力を抜いていく。
こうしていくと今の力加減が
どのくらいなのか?
ということを先読みして理解しながら
行動に移せます。
ぜひ、
バランスへの理解を深めてみましょう。
この考え方を
『ダーツの回転』と重ね合わせた時
1・右投げ・右回転の場合
支える側の指・親指(100)から
回転をかける側の指、最後に離れる指になる
人差し指に(100)の力が移動します。
2・右投げ・左回転の場合
支える側と回転させる指が一緒の親指
これを(100)とします。
支える側の指・人差し指の加減をたとえば
(-50)くらいから減算していき
(100)に戻していきます。
親指側も100の状態で離すことには
ならないので、多少の減算を考えます。
親指が主軸となりますが
人差し指の補助でのコントロールが可能です。
どちらが有利でしょうか?
どちらにも利点があるので
一概には決められない部分かと思いますが、
自分は右投げ・右回転が好きなので
そちらを選んで練習しました。
右投げ・右回転の利点は、
『ダーツは上に向かって飛ぶので人差し指の加減で
下方向に力を加減して閉じ込めやすい』
これに尽きると思います。
しかし、それでも
練習を開始した時から最後まで
ずっと思っていますが、
有利なのは問題なく
『右投げ・左回転』ではないでしょうか?
・回転をかけないという選択肢が容易
・重力は下なので、支えることを余り考えなくて良い
・親指の方が短いので
支えるという意味では不器用なことが利点
・筋・神経が短いので(特に指先)ブレにくい
これについては簡単に結論を求められないので
またの機会に考えてみましょう!
よく『飛び』について
プレイヤー同士で話す事もあるかと思いますが、
結果だけで見ると
その結果は余り大きくは変わりません。
ただし、前から話しているように
個人差のある
『イメージ』に頼る部分が大きくなるので
必ず目的を達成できるかどうか?
と言うと、そうとは言い切れません。
ここでは必ず目的に到達するまでの
絶対できる。という理由と
効率の良い『最短・最速』という速度に
こだわっているので
客観的に証明ができる
技術面についての考察が主となります。
これを書いている自分も
初めてレーティング17に到達した時は
技術レベルも今にして高くはないので
『イメージ』に頼る部分が多く、
『飛び・飛ばし方』への
理解は余り出来ていませんが『イメージ』で
ある程度のコントロールは可能でした。
それでも
例外的な速度で上達したかもしれませんが
『もう一度やってください。』
と言われた場合には
絶対に『確かな技術と考え方』
これを習得してから目標に挑みます。
なぜなら、
自分が目標到達までに採用した過程が
『イメージ』に頼る部分が多すぎて
誰にでも出来るという類のものではない。
ということが理解出来るからです。
上手な飛び方で投げられるという事は
『確かな技術と考え方』へ
理解があるということです。
自分の場合は
目的を達成してから修正しましたが
考えてみると
『誰かがこのやり方を教えてくれていたら
もっと効率良く上手にはなれた。』
という確信を持って、
このブログを残している理由でもあります。
何にかえても、
どうしても上手くなりたい。
そんなプレイヤーだけにでも
読んでいただければ。
少しでも役に立てればという内容なので
ちょっと難易度が高いですが
これらを踏まえて
『器用さ』のバランスについて考えてみましょう!