ダーツ投げ方のコツ(2)
構えはじめてからフォームまで
これについては珍しくというか
『結論がある』
ところもある。と言って良いかと思います!
・最短距離に構える!
ことがとても重要です。
足の置き方・腕の構え方は
この前提があってこそ考えることであって
自分が投げやすい・投げにくい
構えやすい・構えにくい
などの内容は
すべて最短距離に構える!ということを
理解してから考えることです。
最短距離ってなんだろう?
ダーツ・バレルが手から離れる場所と
狙った的の距離が最短であることを言います。
簡単に最短距離に構える方法
ここでは
構えるまでのルーティンが大切になりますが
とりあえず、
Bullを狙うということで考えてみましょう!
ご存知の様に
Bullの真上は20・真下は3です。
誰でも腕は下から振り上げて構えるものなので
足の置く位置を決める前に必ず
3の下部から
Bullの位置に腕を振り上げて構える
ということを意識してみましょう。
こうすると足の位置、腕の構え方は
自然と決まってくるかと思います。
ここではあまり難しく考えず
最短距離を意識する事に注力しましょう!
ここでもう一度、
ダーツ・バレルが手から離れるときに
出来るだけ最短距離で離れる意識を持つ!
簡単な上達への絶対条件です。
腕の引く角度・振る角度は
最短距離とはあまり関係がないことです。
これについてはもっと高度な考え方が必要なので
後日解説してみます。
ソフトダーツは
ボードの真下からスローラインまでの距離が244cm
高さは床面からブルが173cmに設定されています。
じゃあ、
173cmの高さからバレルを投げるのが最短距離?
一概にそうとは言えません。
ダーツというのは普通に投げている範疇では
約20-35度くらいの弧を描いて
飛び出さないと目標に到達しません。
絶対王者・ダーツの神様とも言われる
フィル・テイラー選手を見てみましょう!
”THE POWER” Philip Douglas “Phil” Taylor
年収10億円!というトッププレイヤーで
いまのダーツ界を創設したといっても過言ではない
伝説的プレイヤーです。いまも現役!
このDVD『ポートレートインダーツ』は
trente
で何度も見ましたが…
近くに構えろ!真っすぐ投げろ!を
延々と繰り返します。
それだけ最短距離が大切だ!
という世界チャンピオンからのメッセージです。
フィル・テイラー選手の軌道を見てみると
かなり弧を描いて飛んでいるのがわかるかと思います。
(T20狙いの場合、25-6度くらいだそうです)
近くの上級者を見ていると
ダーツが真っすぐに飛んでいるかの様に見える
かもしれませんが認識の錯覚によるものなので、
世界チャンピオンでも直線ではなく、この軌道だ!
ということを覚えましょう。
ダーツは必ず弧を描いて飛びます。
そこから、
描く弧のライン、刺さる時のダーツ姿勢
これらをコントロールする為に
ダーツを指から離す高さ・速度・角度などの
要因が決まってきます。
ここら辺に上達への大きな鍵が隠されているので
考えていきましょう!
ちょっと難しくなって来ましたが
最短距離に構える!という前提条件があってこそ
簡単な調整が可能になるので
まずは確実に!
最短距離で構える為の工夫をしてみましょう。
それでは次回以降の内容をすこし!
いざ!Bullに向かって構えるとき
構えるまでの動きはどうしているか?
・Bullの左側から構えるのか・右側から構えるのか
・利き目の概念は考えているか
・極端な構えで無理をしすぎていないか
・どこを見てスローラインに立っているか
・ルールを最大に活かした得する構え方!
ルーティンについての考え方も含めながら
次回は最短距離で構える工夫を考えていきます!
今回のひとこと
上級者がフィル・テイラー選手に
「練習。以外でもっと入れられる様にするには
どうしたらいいですか?」
という質問の答えです。
まだまだ『近くに構える』というのは
たくさん考えることが出来る!ということですね!
AA上達(ダブルエーフライト)以上を目安にして
本気で取り組んでみましょう!